水商売からの転職!職務経歴書の上手な作成方法は?

今回は水商売経験者が転職活動をするときの「職務経歴書」の書き方について見ていきます。
きちんと作成して、採用率を高めましょう。

「職務経歴書」は履歴書とどう違うの?

水商売を始めた経緯によっては、一般的な就職活動をしたことがない人もいるかもしれません。そういった方のために、まずは「履歴書」と「職務経歴書」の違いをお伝えします。

履歴書:あなたの今までの人生(学歴、仕事歴など)を伝えるためのものです
職務経歴書:履歴書の「詳しいバージョン」であり、資格・自己PR・経験などを履歴書よりも深く書いていくことになります

もしピンとこないのであれば、とりあえず履歴書と職務経歴書を買ったり、「職務経歴書」などのキーワードで画像検索したりしてみましょう。
これで「ああ、こういうものか」と分かるはずです。

水商売の経歴は職務経歴書に書くべきなの?

では、水商売から転職する際、職務経歴書に素直に「水商売」と書くべきなのでしょうか。
失礼な言い方ですが、「水商売経験があるとバレると、不利になるのでは」と感じている人(本人も、面接官も)が少なくありません。

結論から言ってしまいますが、「水商売への偏見が全くない世の中ではないので、職務経歴書に水商売とは書かないのが無難」です。

  • コミュニケーション能力に優れている
  • マナーを徹底して守っている
  • 交渉術がある
  • 人に愛される才能がある

水商売経験がある人のなかには上記のような長所を持っている人が多いはずです。
この事は、「水商売に偏見を持っている人」でさえ何となくイメージできる事でしょう。
しかし、だからと言って色眼鏡で見なくなるわけではありません。

職務経歴書に空白を作るべきではありません

1:水商売をすぐに辞める場合は例外

まず、水商売、例えばホステスやキャバクラ嬢などは基本的に「アルバイト雇用」です。

「職務経歴書を作るときのルール」が明確に定められているわけではありません。しかし、原則として「正社員以外の職歴は書かなくていい」という風潮がありますから、水商売の経験を伏せておくこと自体には全く問題がありません。

ですから、「短期間(半年~1年以内くらい)で水商売を辞めてしまった」という場合は、職歴は「なし」にしておくのも手です。
あまりに転職するのが早いと「我が社もすぐに辞めてしまうのでは?」と思われてしまうからです。これは水商売に限った話ではありません。

ただ、もちろん「水商売は1年で辞めるけれど、ちゃんと培ったものがある」というのであれば、職務経歴書にきちんと書くという手もあります。

2:水商売の経験年数が長い場合は?

水商売の経験年数が長いのに「職歴なし」にすると、面接官から「かなり長い期間無職だった危険な人物」と判断される可能性が高いです。
ですから、ある程度長くキャバクラなどに勤めていたのであれば、職務経歴書に書きましょう。

ですが、「水商売」とハッキリ書く必要はありません。
「飲食店」「接客業」「サービス業」などと記載すればOKです。
そして、会社名は「店名」ではなく、「運営会社の名前」にしておきましょう。
そうしておけば、水商売を連想されてしまう可能性が下がります。

職務経歴書の「志望動機」に関する注意点

履歴書はもちろん職務経歴書にも志望動機を書くことができます。
ポイントがいくつかあるので見ていきましょう。

大前提:「前職がイヤだった」という雰囲気は一切出さない

「水商売はイヤだから、転職したいです」などとハッキリ書く人はさすがにいないはずです。
しかし、職務経歴書を読む人が「この人、きっと前職への不満や愚痴が溜まっているのだろうな」と感じるレベルの志望動機は、油断していると作ってしまいがちです。

志望動機を書き終えたら、冷静に読み返してみて「負のオーラ」が出ていないかチェックしておきましょう。

では、志望動機の作り方を具体的に解説します。

1:水商売を通じて発生した「願い」をハッキリさせる

例えば、
「水商売で色々なお客さんと接することができた。転職してさらに幅広い客層に触れたい」
などです。
水商売はその性質上、顧客の幅が狭くなりがちですから、これも立派な「願い」だと言えます。

もちろん実際には
「とにかく今(水商売)より、楽に働きたいだけだよ」
「そんな願いなんて特にない」
という人もいるかもしれませんが、そこは「作る」必要があります。

  • 水商売を通して感じていたこと
  • 自分の水商売に対する不満
  • 水商売の中での自分の得意分野

などを元に、ストーリーを組み立てましょう。

率直に言って、職務経歴書で「ありのままの自分をさらけ出す」だけでは、「水商売からの転職」に限らず、就職活動は上手くいきません。

2:その「願い」が果たされるまでの展望は?

例えば、
「御社の商品は非常に幅広い客層をターゲットとしています。
そのため、『私の幅広い客層に触れたい』という私の希望が叶うものと感じております」
などと書きます。

この例のように、「あなたの願い」と「会社の性質」がぴったり合うとは限りませんが、
そこは上手くマッチさせましょう。

3:自分の力で「会社がどうなるのか」を示す

「1」と「2」だけで職務経歴書の志望動機を完結させるのはNGです。
なぜなら、「自分のことしか話していないから」です。
そこで、「私を雇うと、会社がこのように良くなっていきますよ」と示す必要があります。

例えば、
「前職で培ったコミュニケーション能力により、幅広い客層に商品を売り出すことができます」などです。
この志望動機は、特に「商品の売上金額が頭打ちになっている企業」などに対して有効です。

ただし、
「御社は商品の売上額が低いですが、私が入社すれば改善します」
などの失礼な表現はNGです(これはさすがに露骨すぎますが)

会社側としても「商品の売上が低い」という事は自覚しているはずですので、
「私が入社すれば売上を伸ばすことができると考えています」とだけ書きましょう。

文字数はどれくらいか良いのか

「前職が水商売という不利な立場で転職活動をするのだから」
「水商売の経験が長くて、もう30歳前後。転職活動には気合いを入れないと」
などと気負い過ぎると、つい職務経歴書の志望動機を長くしてしまいがちです。

ですが、志望動機は200~300字くらいに抑えましょう。
そうでないと単純に読むほうが嫌になりますし、要点が伝わりにくくなります。

また、最悪の場合、「言いたい事を簡潔にまとめる能力がない人物」と評価されて、採用で不利になるかもしれません。

面接での受け答えも当然重要です

履歴書や職務経歴書をきちんと作ったら、あとは堂々と面接に臨みましょう(倍率によっては書類選考で落とされるかもしれませんが)。

面接では「なぜ前職を辞めたのか」を必ず問われます。
しどろもどろな返答にならないよう、ご自身で「辞めた理由」を事前にまとめておきましょう。

そして、前職に関して突っ込まれなければ、自分からはそれ以上話さないのが無難です。

ただ、極端な例ですが「飲食店というのは具体的に何でしょうか。この会社名は恐らくキャバクラだと思うのですか」などと、質問される事もないとは言い切れません。
そうなれば、正直に話すしかありません。

いずれにせよ、ビクビクしていると本来採用されるものも採用されなくなります。

水商売の経験がある方は、恐らく面接を上手に乗り切る能力も高いはず。
自信を持って臨んでくださいね。

まとめ

「水商売とは書かず、別の表現にする」という部分以外は、一般的な就職活動とポイントはほぼ一緒です。
職務経歴書についても奇抜な作り方をする必要はありません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする