きれいごとナシ!水商売経験者の職務経歴書の書き方とは?

そもそも「水商売経験者」と分かる書き方でいいの?

水商売の経験がある人が昼間の職種への転職活動を行うとき、まず気になるのは「水商売の経験がある場合は、職務経歴書の書き方も工夫すべきなの?」という事だと思います。
もっと分かりやすく言えば「『水商売経験者』だと分かる書き方をして大丈夫なのかな」ということですよね。

これに関してですが、「水商売経験がある」と職務経歴書に書くべきではありません。

この記事にたどり着いたという事は、あなたは「転職活動に対して真剣」なのでしょう。
ですから率直に言ってしまいますが、まだ世間には「水商売」というものに対する偏見があります。

もちろん、「水商売経験者はロクなものじゃない」という強烈な色眼鏡で見る面接官はさすがに少ないかと思います。
また、キャバクラなどに通っている面接官であれば、「水商売経験者ならではの長所」などもある程度理解しているかもしれません。
そうでなくても、「きっとコミュニケーション能力が高いのだろう」「礼儀やマナーも徹底していたのだろう」「水商売経験だからといって特殊なわけではない」などと察してくれる可能性も低くはありません。

ですが、「採用」というのは「面接官の好き嫌い」で行うものではありません。
そのため、「水商売経験者であるという僅かな不安要素」があるだけでも落とされるかもしれません。
一般的に「正社員を雇うには、そのための人件費などを含めて数十万~数百万のコストがかかる」と言われていますから、慎重になるのも仕方がないことです。

ですから、特別な理由がない限りは「水商売と分かるような書き方」はしない事をおすすめします。

また、水商売は基本的に「アルバイト雇用」になるはずですから、形式的に考えても書かなくても問題ありません。
そもそも、「職務経歴書の書き方」が厳密に決まっているわけでもありませんしね。

つまり「水商売と分かる書き方」をしなければいいのです。

とはいえ、せっかくキャバクラなどで経験を積んできたのに「職歴 なし」と職務経歴書に書いてしまうのはもったいないです。
また、水商売の経験年数が長ければ長いほど、職歴なしにした場合の「空白期間」が長くなるという問題もあります。

ですから、経験年数が短い場合を除き(すぐに辞めたとなると印象が悪いですよね)、
「水商売とは分からない別の書き方」をしましょう。

具体的に言えば、

  • 飲食店
  • サービス業
  • 接客業

などですね。
水商売はこれらのいずれの要素も持っていると言えます。

職務経歴書には会社名も書くことになりますが、「あなた自身が働いていたお店の名前」ではなく、「その運営会社」を記載しましょう。
一見して「水商売関係である」とは連想できない名称である場合が大半です。

「水商売経験者である」と記載すべきケースもある!?

ごまかさずに「水商売」と職務経歴書に書くべき(書いてもいい)ケースもいくつかあります。

1:「書きたい」という気持ちが強い場合

まず、あなた自身に「水商売経験者である事へのプライド」がある場合などは、職務経歴書に水商売と記載してもいいと思います。
少なからず就職活動において不利になる可能性が高いですが、そこは「数打てば当たる」の精神でどんどん応募することでカバーしましょう。

ただし投げやりにならず、

  • きれいな字で書く(特別な指定がなければパソコン作成でも可)
  • 誤字脱字をゼロにする
  • 自己PR欄をきちんと埋める

などの「どの職業にも共通する、基本的な職務経歴書の書き方」も守ってくださいね。

2:特殊な転職サイトを使う場合

「ANEJOB(アネジョブ)」や「昼職コレクション」など、水商売経験者が利用することが前提となっている転職サイトもあります。
「基本的に水商売に対する理解がある企業」や「水商売経験者を欲しがっている企業」が登録し、求人を出しています。

ですから、こういった転職サイトを使うのであれば、むしろ水商売の経験を職務経歴書や履歴書で丁寧にアピールすべきです。

その際の書き方については、

  • 仕事を通して「自分が得たもの」を強調して書く
  • 細かなことでも書く
  • 都合の悪いことは書かない

など、「一般的な職務経歴書の書き方」を意識して作成すれば問題ありません。

ちなみに、一般的な転職サイトであっても、稀に「水商売経験者歓迎」という姿勢がうかがえる求人が見つかる場合もあります。

3:ごまかし切る自信がない場合

面接において、例えば「職務経歴書に飲食店とありますが、もう少し具体的に説明していただけますか?お仕事を通して得たものなどを踏まえてお願いします」などと質問される場合もあります。

その際、「水商売だったという事を隠しつつ、説明・自己PRをする」という事がよどみなく行えるのであれば問題ありません。
(水商売経験者の中には、そういったコミュニケーション能力に長けている人が多いかもしれませんね)

しかし、そこで動揺してしまったり言葉に詰まったりするようでは、面接官からの印象が悪くなります。

事前に「面接時の受け答えの練習」ができる場合は話が別ですが、
そのための時間を取ることができず、かつ「絶対に顔に出そう」「しどろもどろになりそう」と感じるのであれば、いっそ正直に水商売経験の事を職務経歴書に書いてしまいましょう。

ただし、やはり「数打てば当たる」の精神で転職活動を行い、「面接官に突っ込まれてしまったら、それはそれで仕方がない」と開き直るのも一つの手です。

その日のあなたはスムーズに受け答えをすることができるかもしれません。
また、言葉に詰まったとしても採用されるかもしれません。
そもそもロクに職務経歴書が読まれないかもしれません。

「面接はやってみないと分からない」という事も、一つ頭の片隅に入れておいていただければと思います。

4:誰かの紹介がからむ場合

「水商売経験者であることを把握している知人の紹介」がからむ場合は、当然職務経歴書にはハッキリと水商売のことを書くべきです。
「水商売経験そのもの」に価値を見出している可能性もありますし、隠すと損をするかもしれません。
それに、水商売のことを伏せていると、後にそれが明るみに出たときにトラブルが起きかねませんよね。

近年は「『社員による紹介』からの採用」を積極的に行う企業も増えてきましたから、あなたにとっても他人事ではありません。特に水商売をしていると「人脈」が広がりやすいので、十分あり得る話です。

ですが、「水商売経験者であることを知らない知人の紹介」なのであれば、水商売の事は伏せてもいいと思います。

しかし、「知人」が信頼できる人物なのであれば、「職務経歴書に水商売のことをハッキリ書いてもいいのかな?飲食業とか別の書き方にしたほうがいいのかな?」などと相談してみるのもいいでしょう。

ちなみに「知人からの紹介」と聞くと、「コネでそのまま採用してもらえるの?」などと感じるかもしれませんが、そうではありません。
「良さそうな人材だと思ってもらえたから、面接を受けさせてくれる」という程度に考えてください。基本的に採用基準が甘くなるような事もありません。

まとめ

「水商売経験者の職務経歴書の書き方」を紹介しました。
現実的に考えると、「基本的に水商売経験のことは直接的に書かず、表現を変えて記載すべき」と言えます。

ただし、条件によっては「むしろ書くべきケース」もあります。
柔軟に対応していきましょう。

また、「書かないで転職活動をしてみて、なかなか上手くいかない場合は書いてみる」という手もあります。

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